20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)

大学生Photo: Adobe Stock

駒澤大学はどんな雰囲気?

 東急田園都市線駒沢大学駅徒歩10分の駒沢キャンパスと、そこから徒歩5分程度の深沢キャンパス(主に大学院が利用)、東急大井町線・田園都市線二子玉川駅からバス10分の玉川キャンパスがある。玉川キャンパスは限られた講義で使うだけなので、ほぼワンキャンパスに近い学生生活が送れる。

駒沢キャンパス

 渋谷から電車でわずか7分の東急田園都市線・駒沢大学駅から徒歩10分。住宅地の中にすっぽりはめ込んだ感じで、キャンパスは狭苦しい。すぐ近くに広大な駒沢公園があるが、授業が行われている時間帯は、わざわざそこまで行って休む人は少ない。大学周辺にはオシャレなカフェが多いので、女子学生は立地を好ましく思っている。ラーメン屋、カレー屋、ハンバーガー屋など男子学生の腹を満たす飲食店も多く、しかもハイレベル。お昼休みは学校の外に食べに行くことも。

 校舎の外観は古いが、トイレやエントランスの改築は一通り完了している。地下1階、地上9階建ての「開校130周年記念棟(種月館)」というガラス張りの近代的な建物が、駒大の地味な雰囲気にひそかに華を添えている。2022年には新図書館も開館。

玉川キャンパス

 玉川キャンパスは、東急田園都市線二子玉川駅からバスで10分。球技場や陸上競技場などのスポーツ施設がメイン。1年次の語学や宗教、体育などのために通うだけで、ほとんどは駒沢キャンパスで過ごす。