8.Chez SAWA[知夫村]

島根県「隠岐諸島」おすすめ観光10選、悠久の時を感じる景観にホテル・グルメ最新情報メインは肉料理。写真は隠岐牛とアワビの赤ワインソース

 Chez SAWAは、2022年にオープンした築60年超の古民家を改装したフレンチレストラン。オープンするやいなやその噂はまたたく間に広がり、島内のみならず他島からも「一度はChez SAWAへ行ってみたい!」と声があがるほどの人気店となっています。

 若きオーナーの岡田紗和さんは自家農園の「いただきファーム」も運営。洋野菜やハーブも含め、店で使用する野菜のほとんどをまかなっているそうです。料理を手がけるのは本場フランスでの修業経験を持つシェフの里野モミイチさん。インスピレーションあふれる料理は目と舌を大いに楽しませてくれますが、息のあった二人によるあたたかなもてなしがまた、その体験をいっそう格別なものにしてくれます。

 昼・夜ともコースのみで、シェフいわく「いちばんいい素材を当日に決める」とのこと。前日までの完全予約制ですが、人気店のため早めの予約をおすすめします。

◎ Chez SAWA
知夫村仁夫2293
Tel. 050-8885-0767

9.Entô[海士町]

島根県「隠岐諸島」おすすめ観光10選、悠久の時を感じる景観にホテル・グルメ最新情報プライベートテラスを備えたNEST DX(デラックス)ルーム

 Entô(えんとう)は海士町の玄関口・菱浦港に面した島の顔ともいえるホテル。島で唯一の大型宿泊施設であったマリンポートホテル海士を大幅に改装し、2021年にオープンしました。

 菱浦港に入港するフェリーや内航船からすぐ目に入るモダンな建物は別棟のEntô Annex NEST。NESTは全室が海に面し、さらに全面ガラス張り。入室した際に目に飛び込む景色こそが最大の魅力ととらえ、家具や調度品はあえてシンプル&ミニマルに設えられています。この「何もしない」をするという非日常体験を求め、記念日などに宿泊する旅行者も多いそうです。

 またEntôは隠岐ジオパークの拠点施設としての機能も担い、展示施設のGeo Room "Discover"は宿泊客以外にも無料開放しています。解説員によるガイドツアーに参加すれば、より隠岐への理解も深まることでしょう。

◎Entô
https://ento-oki.jp/