【OK!】「はい、確かに誇るべき大きな実績は残せておりません。しかし、小さなレベルの実績でしたら複数あります。

 具体的には、前職では私が担当していた事務備品購入について、いわゆる長年の取引先との随意契約ではなく一部入札制度を取り入れて、この分野の支出を年間10万ほど削減しました。

 また、最近では総務部の節電推進担当として、巡回してこまめに節電を促し部内の定着化を図りました。数値化できていませんが、今は部員みんなが節電意識を持って行動できていると感じます。

 私は大きなことを成し遂げるタイプではないかもしれませんが、このように地道に着実に自身の業務に邁進したいと思っています」

 些細な実績でも、ないよりはましです。何かしら実績を残したエピソードで返しておかないと、「わざわざミドルのこの人を採用する意味がない」と見限られてしまうこと必至です。

待遇の良い会社で
実績も上げていたのに、なぜ退職を?

○面接官が知りたいのはココ
何かネガティブ要素を抱えていない?
もう一度、退職について納得のいく説明を聞きたい

「現状にどんな不満があるの?」、「今の会社にいられないトラブルでも起こした?」という疑問を解消するための質問です。

 実績や処遇を振り返り、それらを捨てて退職する理由を説明します。

 一番NGなのは現職に対する不満や誹謗中傷等、ネガティブな退職理由を吐露することです。

「実績を上げても報酬に反映されるのはごく一部で、反映方法も不透明で」、「給与は良いのですが、職場の人間関係が本当に悪くて」等、事実でもそのまま伝えてはいけません。