危険水域のボーダーフリー大学めぐり塾長が警鐘「数字のトリックが使えてしまう」
「偏差値でかなり状況が見える」
定員100人に対して40人しか入学者が集まらなかったとして、翌年から定員を40人に減らしてしまえば、確かに見かけ上は「定員充足率100%」になるだろう。
こういった手法に対して、小林さんは「数字はトリックが使えてしまう。充足率だけ見ても本質には届かない」と指摘。さらに、危険水域にある大学の多くがボーダーフリー大学である点に着目する。
ボーダーフリー大学とは、偏差値35未満で不合格者が極端に少なく、予備校が合否判定不能(=ボーダーフリー)としている大学のこと。
「偏差値でかなり状況が見える。定員充足率が低かろうが高かろうが、ボーダーフリーはボーダーフリー。そういうところはチェックした方がいい」