本当に仕事ができる人の特徴

 対して、本当に仕事ができる人は「目的」を見失うことはありません。最終的な目的に焦点を合わせたうえで、自分に課題を課していきます。

 たとえば、先ほどの例で言うと、講師にネタを見せる際に、好みに合わせるようなことはせず、「今日の課題はテンポだから、そこの指摘を受けなければOK」「言葉遣いは不安だから少し確認しよう」と講師を判断の材料にするのです。

「お客さんを笑わせる」という最終的な目標に必要なことをはっきりと理解し、そのための練習として小さな目的を達成していくのです。

 仕事ができる人とできない人の両方が目的を持っていますが、その取り組み方に違いがあります。目的を間違えてしまうと、どんなに頑張っても無駄に終わってしまいますから要注意です。

 頑張りが報われないのは悲しいことですから、頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。