誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】イライラが一瞬で吹き飛ぶたった1つの方法Photo: Adobe Stock

なぜイライラするのか?

なぜイライラするのかというと、そのイライラすることを頭に浮かべて考えているからなんですね。

そのことばかりに執着して考えていると、余計イライラするし、イライラが長引くことになるわけです。

そんな状態を解決するには、イライラすることを考えないようにするのがいちばんなんです。

イライラしなくなる方法

じゃあ、イライラすることを考えないようにするには、どうすればいいかというと、「ほかのことを考える」というのが手っ取り早いです。

そもそも人間は、1つのことにしか集中できません。2つも3つも同じことに集中できない生き物なのです。

その特性を利用して、仕事や家事など、やらなければいけないことについて考えて、体を動かす。そうすると、イライラすることは頭に浮かばなくなります。

しばらく放置することも大事

やらなければいけないことがひと段落して、またイライラすることを思い出しそうになったら、またほかのやるべきことを考えて体を動かす。

そして、もうひとつ、イライラすることをしばらく放置するということも、けっこう大事なんです。

あること考えてイライラしたとき、そのイライラするなと思った瞬間が"イライラの頂点"なんですね。

その後、10分、20分、30分、1時間と経てば、だんだん大したことじゃないなとか、あまりイライラしないと感じてきて、沈静化に向かっていきます。

同じだけの苦痛は続かない

人の心はけっこううまくできていて、嫌なことやストレスに感じることがあっても、同じだけの苦痛の感覚が継続するようにはできてないんです。

自分の身を守るため、新しく起きて警戒しなければいけないことや、気を付けなければいけないことのほうに意識を働かせるのです。

だから、いまイライラしていることでも、しばらく放置しておけば、もう認識していることとして脳が判断するので、だんだんとストレス度合いが下がってくるようにできているんです。

負の感情に執着しない

つまり、時間が解決してくれるわけです。「どうしたらいいんだろう」と考えすぎてしまうと、かえって新たに負の記憶を塗り込むようなことになってしまいます。

いつまで経っても、「イライラする」「許せない」という負の感情に執着せず、違うことをしながら時間が経つのを待つ。これがいちばん合理的な対処法です。 

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。