20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である本書の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
私立の理系の中でもトップクラスに位置するのが東京理科大学だろう。理科大の特徴はなんといってもその実績だ。
加えて、他の大学と大きく違うところは「学部ヒエラルキー」がないところだと言える。他の大学であれば、学部やキャンパスによってある程度序列のようなものが存在するが、理科大にはそういったものはほぼ存在しない。
その分、余計なことを気にせず、勉強に専念できるのは学びたい学生にとって最高の環境と言えるだろう。
今回はそんな東京理科大の中から2学部をまとめて紹介する。(他学部については後日紹介予定)
東京理科大学・理学部
数学、物理、化学、応用数学、応用化学の5学科。応用物理学科は2023年から募集停止し、先進工学部物理工学科に改組。
理科大のアイデンティティーとも言える歴史のある学部で、幅広い分野に多くの人材を輩出してきた。数学、物理、化学3学科には二部があり、夜間理学部は日本でもここだけで非常に珍しい。
理学部生に聞いた生の声
「葛飾キャンパスの研究施設はとても充実している。さすが理科大という設備もある」(理学部生)「勉強は入学前に想像していたほど大変ではないが、10年以上受け継がれている試験対策もあるなど人間関係が大切」(理学部生)