「5.フランスだけで考えればいいのか?それとも、フランスを含めた欧州で考えた戦略を練るべきなのか?」
日本と異なり、フランスの周りの国にも同じようにリアル店舗スーパーが展開されていたら、“ネットスーパー”のスケールも広がるし、戦略は当然異なります。この辺はしっかり知っておきたいです。
●フランスを囲む国々の“スーパー”や“ネットスーパー”の状況は、フランスと同じ状況なのか?
●仮に同じ、または、他国のほうが魅力的だとして、拡大をすると決めた場合、“インドネシアの海外企業投資比率の制限”など、制約となる規則・法律はあるのか?
●そもそも、フランスのスーパーは欧州の国々に出店しているのか?
●または、他のスーパーチェーンと連携できる状態にあるのか?例えば、ベルギーのみでチェーン展開しているスーパーがあるとか、そういうプレイヤーが多ければ、連携しやすくなると思います。
「6.株主からの期待値は「短期的=2年」or「中長期的=3~5年」なのか?」
「仏スーパー」の財務状況は、絶好調なのか?それとも業績不振なのか?によって株主からの期待値は変わってきます。
●現状のこのスーパーチェーンの財務状況はどうなっているか?
●または、アマゾンの“アマゾンフレッシュ”“アマゾンGO”など、他業種からの進出のスピード感は?
安泰なら、ゆっくり中長期でも問題なし。死にそうなら、短期となりますね。
このように丁寧に思考を深めていくことになります。
では最後に、こんなことを“パッと”語れたら、最高だなと思ってもらえるような社長への回答の形を、以下に話し言葉でまとめておきます。
クライアントへの回答例
さらに各分岐を詳細に検証
フランスの大手スーパーマーケットがネットスーパー事業に進出しようとしている中で、知りたいことを挙げていきます。
その時に、その進出において、戦略の分岐、“あっち”に行くか、“こっち”に行くか?を洗い出し、その分岐を見極めるために知りたいことは何か?を考えていきます。