生放送で「大捜索」

「これ俺のじゃん!」自分のファミコンソフトがテレビに…ファミコン40周年の年に起きた“小さな奇跡”「名前入りカセット博物館」館長の関純治さん Photo by Ryosuke Kamba

 遠藤さんが目にした番組は、5月29日の深夜に放送された『午前0時の森』(日本テレビ系)。芸人の劇団ひとりさんと、関ジャニ∞の村上信五さんが様々なことに挑戦するバラエティー番組で、この日は「名前入りカセット博物館」館長の関純治さん(50)がゲスト出演していた。

 関さんはゲーム会社「ハッピーミール」の社長を務めるかたわら、趣味で名前の書かれたゲームソフトを収集。ネット上にデータベースを公開し、ゲーム名や書かれた名前で検索できるようにしている。元の持ち主が名乗り出た場合には返しに行く、というのが「博物館」のミッションだ。

 番組では関さんの一風変わった活動を取り上げ、「名前入りカセット、生放送で持ち主大捜索!」と銘打って心当たりのある人からの情報を募集していた。

 エクセリオンは大々的に紹介されたわけではなく、チラリと画面に映り込んだだけだったが、遠藤さんはその一瞬を見逃さなかった。あわてて日本テレビに電話をかけたところ、名前入りカセット博物館のサイトと問い合わせ窓口を案内されたという。