海外では現場のHRやコミュニケーションに関連する課題を解決するSaaS企業が大きな成長を遂げている。諸岡氏が1つのベンチマークに挙げる「Beekeeper」は“ノンデスクワーカー向けのSlack”のようなサービスで、2022年11月に5000万ドルの資金調達を発表した。
日本でもSansanやマネーフォワード、freeeなど成長を続けるSaaS企業が他社のM&Aも含めてマルチプロダクト化をしながら、周辺領域への進出を進めている。カミナシとしてもノンデスクワーカーに最適化するかたちでプロダクトを拡張しながら、「オフィスワーカーとノンデスクワーカーのギャップ」を埋めていくことを目指すという。