「Rimo Voiceがまず目指すのは、会議や1on1での会話をすべてテキスト化することで、リモートワークなど多様な働き方を推進するツールになること。僕としては、議事録をオープンにし、ゆくゆくは組織内の情報を透明化したい。実際には、給与の話など個人情報を除けば、ほとんどの会話をオープンにできるはず。Rimo Voiceでの書き起こしは、その第一歩にすぎません」(相川氏)

画像提供:Rimo合同会社

Rimo Voiceの利用料を30秒20円の従量課金制、もしくは定額プランのいずれかから選べるようにしたのも「働いている人に使ってもらいたいから」と相川氏は語る。

「気軽に使ってもらいたいので、料金プランは使いやすいものを選べるようにしています。多くの有料書き起こしサービスがtoB向けですが、僕らとしては最終的に一般の方にも使ってもらいたい。まずはニーズが顕在化しているライターの方に使ってもらい、さらに企業などにも広げていくつもりです」(相川氏)

そのためにも、引き続き音声認識技術の精度を上げていく。

「機械学習モデルの問題上、音がかぶると書き起こせない仕様になっています。同時に話されるとテキスト化できなかったりするのですが……。これに関しても、複数人の音声をそれぞれ分け、書き起こせるようにしていきます。今はまだ思っているより精度が低いところもありますが、だからこそ使い込んでいただき、精度を上げていくことに期待していただきたいです。多くの人が使いたいと思えるものへブラッシュアップさせていきます」(相川氏)