その一方で、キャッシュレス生活でも必ず持ち歩かなければいけないものがある。それが「カギ」だ。決済はスマートフォンさえあれば問題ないが、一緒にカギも持ち歩かなければ家に入れなくなってしまう。
キャッシュレス生活の「カギ問題」を解決するために、開発されたのが「キャッシュレス財布」だ。キャッシュレス財布はカギを財布に入れて、財布とスマートフォンだけで出かけるスタイルを提案する商品。開発者の南和繁氏は「キャッシュレス生活にトライしてみましょうという思いを込めて開発しました」と語る。
使い方はいたってシンプル。一番下のポケットにカギを収納し、あとはクレジットカードと紙幣を入れておけばいい。カギの収納部分は開閉式になっているため、収納部分を開けば、わざわざ財布からカギを取り出さずに自宅のドアを開けられる。ちなみにカギは2本入れられるが、2本入れた際は1本のカギを抜いて使うか、使い込んで革が柔らかくなったら1本をスライドさせて使うのが良いそうだ。
また、キャッシュレス財布はカード収納部と鍵収納部を重ねることなく、並行に配置することで財布の厚みを抑えた。カード5枚、鍵2本、紙幣5枚を収納しても、財布の厚さは約9mmとなっている。
キャッシュレス財布は、レザー本来の質感を楽しめるヌメ革「ブッテーロ」を使用しており、使い込むにつれて味わい深いツヤが出るため、南氏は「長く使ってもらえればと思っています」と語った。価格は1万5000円(税込)だ。
スマートフォンを旅させないストラップ
飲み会などで酔っ払って、スマートフォンを落としてしまい、画面を割ってしまった。もしくはスマートフォンを紛失してしまった。こんな経験をした人は多いのではないだろうか。そんなスマートフォンの落下、紛失を防ぐために開発されたのが「旅ストラップ」だ。
開発者である、ブロガーのコグレマサト氏は「昔、購入から1週間で飲み会の帰りにiPhoneをなくした経験があるんです。もうこれ以上、iPhoneを旅させないために“旅ストラップを開発することにしました」と語る。
使い方も簡単だ。手持ちのスマートフォン、もしくはスマートフォンケースにレザーパーツを貼り付ける。コグレ氏によれば、貼り付けてから24時間は放置しておかないと剥がれてしまう可能性があるという。
24時間経った後、貼り付けたレザーパーツを指で引き起こせば、それがスマートフォンのホールドリングになる。これでスマートフォンの落下が防止できる。