お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失った。ついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
あまり気乗りしない
さて、どうする?
誘ってくれる人がすごくいい人なので、あまり気乗りはしないけれど、断りづらいということが、よくありますよね。
でも、考えてみてください。「あまり気乗りしない」ってすごく大きなポイントだと思いませんか?
心の奥底で、何かその人と合わない部分を感じ取っているのだと思います。
ときには
“ウソも方便”です
私は今、なんのしがらみもなく、自分の好きな人とだけおつき合いができるようになりましたが、子育て中はそうもいきませんでした。
子どもを通じてのおつき合いは、特殊なものがあります。母親である私のつき合いが悪いばかりに、子どもが仲間はずれにされるなど、寂しい思いをさせるのも忍びないですし……。
私がその時代によく使ったのは、「ごめんなさい、ちょっとその日は用事があって都合がつけられないの」という言葉でした。そう、架空の用事をでっちあげていたのです。
心からウソをつく?
たとえウソだとしても、「あらー、本当に残念だわー! その日はどうしてもダメで」と心から言うようにしました。
お誘いを受けたのに、それに応えられない(応えようと思えない)のは、残念なことだというのは事実ですから。
何回か繰り返すうちに「ソネさんは忙しい人」という印象を抱いてくれたようで、そのうち誘われることもなくなりました。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。