1日は24時間。これは、新人社員にとっても仕事がデキる先輩や上司にとっても平等です。しかし、その中身には大きな差があります。「気がきく」人の時間の使い方を知れば、24時間をもっと有効に使うことができるのです。
朝の3分でできる
「To Doリスト」の作り方
仕事の漏れをなくすために、出社してから「To Do リスト(やることリスト)」を作成することをおすすめします。つねに、その日に何をするべきなのか、何をしておいたほうがいいのか、目に見える形でわかるようにしておくといいでしょう。
「To Do リスト」を作るということは、「仕事を見える化」させることなのです。自分の仕事を見える化させることで、その日の仕事の流れがわかり、効率的に仕事ができるようになります。
それでは、「To Do リスト」はどのように作るといいのでしょうか?
「To Do リストを作る秘訣は、次のとおりです。
1 3分で作成する
2 自分だけがわかればいい
3 優先順位をつける
朝出社したら、3分でリストを完成させましょう。そのためには、電車の中で、今日の仕事のシミュレーションをしたり、思いついた仕事を携帯端末器のメモに書き入れたりすることで、頭の中でイメージトレーニングできるようになります。
また、3分という短い時間ですべてを網羅するために、自分なりの記号や短縮文字を用いてもいいでしょう。たとえば、「月次報告書を15時までに提出」と書きたい場合は、「月次・15時」「月・15」でもいいわけです。自分だけがわかれば、美しく書く必要も、丁寧に書く必要もありません。
そして、その日にやることをすべて書き終わったら、これからが本番です。