「40歳から頭が固くなる人には、ある特徴があります」
そう語るのは、SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、日本中で大ブレイクを巻き起こした、ひろゆき氏。「シンプルな考え方を知れてラクになった」「目からウロコが落ちまくった」と話題を巻き起こした彼の著書『1%の努力』『99%はバイアス』では、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語っている。そんな彼に、この記事では、「考え方のコツ」について聞いてみた。(構成/種岡 健)
頭はどんどん固くなる
あなたは柔軟な考え方をするほうでしょうか?
年をとるにつれ、常識に縛られて、物事をいろいろな角度から見れなくなっていくものです。
それは、そのほうが脳がラクだからです。
放っておくと、頭はどんどん固くなります。
それに抗って、いつまでも柔軟でいるためには、どうすればいいのか。見ていきましょう。
「頭が固い人」の特徴
頭が固くなる人の特徴は、「好き嫌いで決める」ということです。
「それは好きだからOK」
「それは嫌いだからダメ」
というように、過去の経験によって、好き嫌いを先に決めてしまっているのです。
しかし、過去に嫌いだったからといって、また好きになったらいけないわけではありません。
「試す」ということが億劫になった結果、考えることをやめて「好きだ」「嫌いだ」という判断を下しているんです。
まずはそのことを覚えておきましょう。
同じ価値観の人としか話せない人
40歳を過ぎると、「私はこれが好きです」「私はこれが嫌いです」ということを、あらかた決めてしまっています。
でも、「本当は好きじゃないかも?」「本当は嫌いじゃなくなるかも?」というように、自分で自分が決めたことを疑うことができるかどうかが分岐点です。
そこで「思考」をやめずに、「試行」することができる人は、いつまでも柔軟な考えを持ち続けます。
逆に、自分が決めたことを固執すると、どんどん頭の固い40代、50代、60代へとなっていき、自分と同じ価値観の人としか会話ができなくってしまうんですよね。
あなたは、どちらを選びますかね?
(本稿は、『1%の努力』の著者・ひろゆき氏へのインタビューをもとに構成したものです。)
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人を突破。生配信の「切り抜き動画」が話題になり、ひと月の総再生回数は3億回を超えた。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『1%の努力』『99%はバイアス』(ダイヤモンド社)がある。