共働き家庭の強い味方、
「学童」を上手に使うポイント

 学童保育(通称:学童)は、厚生労働省によって以下のように定義されています。

共働き・一人親の小学生の放課後(土曜日・春・夏・冬休み等の学校休業中は一日)の生活を継続的に保障することを通して、親の仕事と子育ての両立支援を保障すること。
引用:厚生労働省

 学童は、読書や宿題、遊びなど、生活の場を提供しているサービスです。子ども同士の仲間意識を高めたり、指導員と信頼関係を築き上げたりと、社会性を育める場でもあります。

 学童の登録児童数は年々増加しており、2021年の約135万人から、2022年では、約140万人になっています。共働き家庭の増加に伴い、学童を利用する児童数も増えていることが分かります。

 共働き家庭において学童は、子どもを安心して預けられる場の一つであり、強い味方でもあります。また学童の中には、宿題をする時間を設けているところもあるので、家でする必要がなく、習慣化につながります。

 ここでは、学童を上手に活用するポイントについてご紹介します。

【冬休み・夏休みなど、長期休みこそ学童へ】

 学童は放課後だけでなく、夏休みなどの長期休暇も利用することが可能です。毎日弁当を持たせる手間はありますが、生活リズムが乱れず、夏休みの宿題に少しずつ取り組めます。

 夏休みは夜更かししたり、朝寝坊してしまったりと、生活リズムが崩れがちです。学童に通うことで、規則正しい生活を送ることができるでしょう。