【楽天のプロ講師が教える“1年半無収入”からの大逆転ノウハウ初公開!】ネットショップを運営した経験はゼロ。なのに、なぜ急にネット通販をするようになったのか? 1日の終わりにワインを飲むのが好きで、その「好き」が高じて、無謀にも仕事をやめて、新たに「ワインを仕事にする!」と決めた。限りある人生、どうせなら「好きなことを仕事にしたい」というだけの理由だった。それが開業して3年後には年商3400万円、5年後には年商6500万円、いまは年商7億円超にまで成長! 開業資金ゼロ・在庫ナシでもOK、さらには週1回(もしくは月1回)パソコンを開くだけでも稼げる方法がある。限りなくゼロに近いリスクで、自分の「好き」を仕事にするノウハウを初公開&全公開した話題の書『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。
「時間」を売らず
「商品」を売る
重要な4つのポイント
どうすれば自分の「好き」を商品にして、「時間」を売らずに商品を売れるのか?
そのために考えておくべき、重要な4つのポイントをお伝えしましょう。
❶客単価をできるだけ上げる
同じ種類の商品なら
単価が高いほうを選ぶ
1つ目のポイントは、「客単価をできるだけ上げる」ことです。
わかりやすくするためにシンプルにいうと、商品を選ぶ時点で、1個30円のものよりも1個3000円のものを選ぶ。
いくら「好き」だからといって、1個30円のアクセサリーのパーツをバラ売りしていたら、梱包や配送作業に追われるばかりです。
その場合、完成したアクセサリーのサンプルを提示して、必要なパーツをセット販売するなど、客単価を上げる工夫をしましょう。
❷リピートしてくれる
定期的に支払ってくれるものを考える
2つ目のポイントは、リピートしてもらえるようにすることです。
商品を決めるとき、たとえばネコが好きだとしたら、ネコ用の高性能なトイレは、一度買ったらなかなか買い替えないでしょう。
でも、トイレ用の猫砂や毎日食べるオヤツだったら、リピートしてくれる可能性は高まります。
さらにネコ用のサプリなど、定期的に購入してくれそうな商品のとり扱いを考えるのも選択肢の1つです。
❸法人向けも視野に入れる
これは個人客だけでなく、会社・業者に販売することも考えるということです。
たとえば、オーガニックの洗剤を扱おうとするのであれば、一般の消費者に販売するだけでなく、レストランや食品工場なども販売先として考えます。
法人向けのよいところは、個人向けよりも1回あたりの注文のボリュームが大きくなりやすいこと、それに一度気に入ってもらえればリピート顧客となり、繰り返し買ってもらいやすいことです。
❹仕入れやすいものにする
商品は、できるだけ仕入れやすいものを中心にそろえましょう。
海外でしか手に入らないレアな商品などは、希少価値は高くなりますが、肝心なときに手に入らない可能性があり、販売機会を逃すことになりかねません。
また、ハンドメイドのバッグや服を商材として考えるとします。その場合、「仕入れ=自分の労力」になると、大量に販売するためには、自分の「時間」を売ることになります。
自分の手でつくることにこだわらず、ハンドメイドの商品の展示会などに行き、パートナーを10人、20人と見つけて作成を依頼するなど、自分自身の時間を極力使わなくてすむ仕組みを考えておいたほうがいいです。
まとめ買いしやすくする工夫
もちろん私自身も、これら4つのポイントは意識しています。私のショップは、アマゾンや楽天などのECモールでは客単価が約2万円、自社サイトだと約3万円です。
ショップで扱うワインのラインアップは1本1000円からありますが、平均単価は約3500円です。
それが客単価になると、ECモールで約2万円、自社サイトでは約3万円になるのは、セット販売や類似品の提案など、まとめ買いしやすくする工夫をしているからです。
顧客とのつながりを密にする工夫
ワインは消耗品なのでリピート需要を期待しやすい商品ですが、競合サイトも数多くあるため、メルマガの発行で接触回数を増やすなど、お客さんとのつながりをできるだけ密に太くして、リピートしてもらうための仕組みもつくっています。
また、全体の売り上げの1割ほどは、飲食店など法人向けです。ただし私のショップの場合、法人向けの客単価は、個人のお客さんと比較して低い傾向にあります。
飲食店向けならではの特徴
飲食店向けの客単価が個人に比べて低いのは、店舗内でワインをストックしておくスペースが狭いことが考えられます。そのぶん、頻繁にリピートの注文が入るのが特徴です。
レアなワインや超高級ワインなどを仕入れることもありますが、屋台骨となっている売れ筋商品を品切れにしないことには、最大限気を配っています。
※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。