座ったまま手軽にできる「血流改善ワーク」
※『すぐできる自力整体』の「座ってほぐす3分コース」冒頭から抜粋
◎「井穴(せいけつ)のツボ刺激」のワーク(おもな目的:自律神経を整える)
★「井穴のツボ」はココ:手の指先すべてにある。爪の生え際の下の両脇あたり。自律神経の乱れを整えるツボ
【手順1】
井穴のツボをぐ~っと押しながら(10本の指すべて)、指圧されている方の手をユラユラゆする
※ポイント:指圧するとき「親指の腹」と「人差し指の横の骨」で指をはさむと、圧をかけやすい
◎「小指・親指の刺激」のワーク(おもな目的:指の「経絡(けいらく)・『気』と呼ばれる生命エネルギーの通り道」をのばし、詰まりを流す)
【手順2】
◆右腕を前にのばし(手のひらは下)、右の小指を左手で上からつかみ、ぐ~っと上に反らす
◆右腕をのばしたまま左側へぐ~っと寄せる(しばらく右腕の刺激を感じる)
※この動きは手から腕を流れる経絡「心経」「小腸経」(下参照)を刺激しています
心臓から始まり、手の小指に下りる。血液を作ったり、心臓から送り出された血液を流すのが特徴
心経の滞りで出やすい症状:動悸、息切れ、不眠、うつ、パニック障害など
◎小腸経
手の小指から始まり、腕を通って、側頭部へのぼる。食べ物から血液を作る役割を担う
小腸経の滞りで出やすい症状:後頭部の頭痛、四十肩・五十肩、ひじの痛み、中耳炎など
【手順3】
◆右手を正面に戻し(右腕は前にのばす)、次に右手のひらを上へ向けて、右の親指を左手で下からつかみ、ぐ~っと下に反らす
◆右腕を伸ばしたまま左側へぐ~っと寄せる(しばらく右腕の刺激を感じる)
※この動きは手から腕を流れる経絡「肺経」(下参照)を刺激しています
肺から始まり、手の親指に下りる。呼吸や皮膚など、体の内部を外から守る
肺経の滞りで出やすい症状:アトピー、喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症、腱鞘炎、のどの痛みなど
【手順4】
反対側も同様におこなう
※『すぐできる自力整体』では、この他にも、整体プロの技法を使って、コリや痛み、ゆがみを解消するワークを多数掲載しています(★QRコードからスマホで視聴できる35分の動画も収録)。