どんな大学に行ったら一番幸せか?答えはもちろん、人それぞれ。けれども、いざ具体的に志望校や志望学部をあげてみると「あれとこれでは、どちらがいいの?」「こういうことは、どう考えたらいいの?」という疑問が次から次へとわいてくるはず。今回は、そんな悩める「受験生」、そして「受験生の親御さん」が知りたい「大学選び基本の“き”【環境問題編】」をお伝えしていこう。
受験生が知りたい基本のき 1
「行くなら地元の大学?東京の大学?」
「卒業後も地元で働きたい」なら地元の実力ある大学、そうでないなら東京の大学が吉。
東京で一人暮らしをすれば経済的負担も増すが、そのぶんを差し引いてもあまりある人生勉強の機会に溢れている。
特に、「自分から動けば動いただけ、さまざまなパワー溢れる人間たちと出会える」確率は、やはり首都圏がずば抜けている。
関西圏も独自の人的パワーがあって捨てがたいが、それ以外の都市圏には、「井の中の蛙」的な側面がどうしてもある。
受験生が知りたい基本のき 2
「選ぶなら国公立大か?私立か?」
この問題は、理系か文系かによって考え方がだいぶ違ってくる。
同じくらいの入試難易度の大学同士を比べた場合、理系では教授陣や研究施設の充実度において、国公立に軍配が上がるというケースがふつうだ。
理系の大学での勉強は、卒業後の仕事に直結することが多いので、国公立をまず検討してみるべきだろう。
対して文系は、乱暴に言ってしまえば「勉強は二の次」。むろん、勉学環境が充実している大学を選ぶべきだが、理系ほど神経質になる必要はない。それよりも、大学や学生のキャラクターを重視して選ぼう。