アドバイスを求める方も情報が増え、アドバイスをする方も自分の経験則を話せて嬉しい。このWin-Winスタイルが、アドバイスの正しい求め方です。
話の続きが気になる質問で
相手の興味を引こう
質問は、「相手の話を聞く」といった受け身的な行為に感じる人もいるかもしれません。
しかし、プレゼンにおける質問は、超能動的に使えます。
質問を活用することで、聞き手の興味を引き出し、共感を得て、行動を促すことができるからです。
突然ですが、質問です。
日本で一番面積が広い都道府県は北海道ですが、一番狭いのはどこだと思いますか?
答えは「香川県」です。北海道の面積を100%とすると、2.2%分しかありません。
では、2番目に狭いのは?きっと驚くと思います。結構広いイメージがあるからです。
答えは「大阪府」です。900万人近くも人口がいて、大阪市には24も区があって、港もあって、もっと広いイメージがありませんでしたか?
ここで知っていただきたいのが、100年以上も前からマーケティングの世界で提唱されている「AIDMA(アイドマ)の法則」です。
消費者が物を購入するときは、「注意(Attention)→興味(Interest)→欲求(Desire)→記憶(:Memory)→購入(行動:Action)」の流れを無意識に行っているとされています。
これらの状態の頭文字を1つずつとって「AIDMA」と名付けられました。
つまり、行動を起こしてほしいなら、まず注意や興味を持ってもらわなければ始まらないということです。
それで、突然質問させていただきました。質問は興味を誘発する力を持っているからです。
もう一つ質問させてください。
「ダイエットで一番引き締めたい部位は?」というアンケートがありました。1位はどこだと思いますか?
1位は、ブッチギリで「お腹」でした。下っ腹がポコっと出てくると、なかなか落ちないんですよね… …。
では、お腹の肉を早く落とすには、「運動」と「食事制限」、どちらが効果的だと思いますか? きっとどのパーソナルトレーナーも、「食事制限」と答えるでしょう。