仕事ができるかどうかは、会食・食事会の「仕切り力」でわかる――。
面倒な雑務の代名詞「幹事」「食事会設定」は、社会人として逃れられない悩みの一つだ。「たかが会食」と捉えて適当にこなすと、クライアント・上司からの評価が大きく下がりかねない。
しかしこの一見、何の役にも立たなさそうな“貧乏くじ”に、実は「千載一遇のチャンス」が隠されていることを、見逃してはいないだろうか?
新刊『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』では、“広告代理店卒・アルコールに弱い(1,2杯が限界)・非体育会系の著者”が、最大28会食/月を乗り越えて身につけた「実務に即したメソッド」を紹介している。
会食・社内飲み会・送別会・歓迎会など、古今東西すべての食事会で今日から使える本書。
今回は、「知らないと恥ずかしい会食マナー」を紹介しよう――。
会食に遅刻するのは言語道断
会食においては15分以上前の到着が大前提で、遅刻するなど言語道断であるが、そうはいっても突然の雨や、前の予定の状況によっては遅れてしまうこともあるだろう。
よく新入社員への指導でも「何があっても遅刻をしてはならない」「5分前行動」などが見受けられるが、実際これを守り続けるのは非常に難しいのだ。
ゲストが会食慣れしていれば、たとえホストがどれだけ遅刻をしたとしても勝手に始めることはない。しかし、自分が遅れてしまった5分、10分、他の参加者の時間を奪ってしまうのは事実である。
こういった時に「連絡をしない」もしくは、「すぐに着きます!」と連絡して、そのままお待たせしてしまうのは良いマナーとは言えない。
オススメの対処法を紹介しよう。
遅刻した場合の必殺リカバリープラン
その際にお勧めなのが、店に遅刻する旨を伝え、ゲストに食前酒やビール、シャンパンをふるまっていただくように依頼しておくことだ。
その場合でも、サービススタッフから「ホストからお電話があり、今からお注ぎするシャンパンを先に飲んでお待ちくださいとのことです」と言われれば、機嫌を損ねることなく待ってもらえるだろう。
こういった細やかな気遣いがあれば、たとえ遅刻した場合でもリカバリーをしやすくなる。
(本記事は、『ビジネス会食 完全攻略マニュアル』の一部を抜粋・編集・加筆したものです)