近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、そろそろ家を買おうと考えていたものの、不安を感じる人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決ためにこの春『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では発刊を記念して、本文の一部を抜粋、一部再編集してお届けする。
「とりあえず」で面積を決めるのはNG
不動産価格がここ10年で急激に高くなってきている今、購入金額の最大値は簡単には動かせず、なにを調整するかというと、「広さ」・「築年数」・「駅徒歩」の3つになります。
特に広さについては、検討初期ではあまり基準が明確でなく、なんとなく70㎡、80㎡と仮決めして家探しをしている家庭が多いのが実情です。もしくは子供が二人将来ほしいから3LDKで75㎡くらいはほしいよねと間取りを基準に家を探されているファミリーも多いと思います。
また、DINKs(Double Income No Kidsの略。共働きで子供を意識的につくらない、持たない夫婦、またその生活観)や単身であっても、ほしい広さについて明確な意思を持っている場合は少なく、実家や知り合いの家の広さから、なんとなくイメージを持たれていることが多いのではないでしょうか。
しかしそれでは、いざ家探しを進めるなかで予算との乖離に出鼻をくじかれ、理想と現実のギャップに苦しみ家探しを中断してしまいます。では、自分に最適な面積を把握するには、どうすればいいのでしょうか?