【精神科医が指南】酷いことをされたとき、ずっとモヤモヤする人、気にせず前に進む人の「根本的な違い」

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる！
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。

酷いことをする人

今日は「ひどいことをする人は勝手に転ぶ」というお話をしたいと思います。

世の中には、他人に対してひどいことをする人が少なからずいます。

自分がそうした人の被害者になると、当然のように怒りを感じるでしょう。

今の行いが
未来を左右する

しかし、そんな人にイライラする必要はありません。なぜならば、そういう人は必ずしっぺ返しを食らうからです。

人生は基本的に長い年月の積み重ねです。酷いことをした人は、その報いを免れることはできません。

その人の今の状態は過去に原因があり、今つくっている原因は、その人の未来を左右するのです。今の酷い行いは、いずれその人に跳ね返ってくるのです。

時間軸を広げて
とらえてみる

誰かに酷い行いを受けると、その一場面だけとらえて憤りを感じますが、もっと時間軸を広げてとらえてみましょう。

酷いことをした人は、やがてその行いが明るみに出て、対応を強いられるはずです。

悪いことをすれば悪い結果に、良いことをすれば良い結果が訪れるというように、自分の行いが報いとなって返ってきます。

いちいちモヤモヤする
必要はない

そのように、世の中は上手くできているので、酷いことをされた人のことを考えて、いちいちモヤモヤする必要はありません。

できるだけ誠実に正しいことを、しっかりとやり続ける。

なかなかできることではありませんが、こうした誠実さに勝ることはないのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。