苦手な人や嫌いな人とも
仲良くするべき?
精神科クリニックに併設のカウンセリングルームで10年以上、心理カウンセラーとして勤務した後、独立。現在はメールでのカウンセリングを中心に活動しながら、2021年より、悩みを抱える方たちに「気づき」を得てもらうことを目的としたTwitter(現X)での発信を開始する。メールでのカウンセリング、対面カウンセリングともにいつも予約がいっぱいで、現在も数ヵ月待ちの超人気カウンセラー。著書に『あなたはもう、自分のために生きていい』『悪いのは、あなたじゃない』(ともにダイヤモンド社)などがある。
X(旧Twitter) @Poche77085714 Instagram @poche_counselor
みんなと仲良くできなくてもいい。
苦手な人や嫌いな人がいてもいい。
仲良くなると
一緒にいる時間が長くなってしまうから、
仲良くできない方がいい。
「みんなで仲良く」
なんてそもそも無理
保育所や幼稚園、学校では、「みんなと仲良くしましょう」「みんなのことを考えましょう」と言われます。
でも、みんなと仲良くできなくても問題ありません。わざわざ相手に意地悪をしなければ、それで十分です。
いろいろな環境で育ち、いろいろな性格、いろいろな考え方を持つ人が集まる環境で、みんなと仲良くするというのは、そもそも無理な話です。
「仲良くしろ」の裏側にあるもの
学校の先生たちでさえ、できていないことがあります。
ではなぜ、先生たちは児童や生徒がみんなで仲良くすることを求めるのかというと、その方が先生たちにとって都合がいいからです。
大人になっても仲良くするのがいいことだというプレッシャーを感じる場面があります。「大人になれ」「和を乱すな」と言われることもあるでしょう。
でも、仲良くできる人が優れていて、仲良くできない人が劣っているわけではありません。
単にあなたが仲良くなりたいと思える相手かどうか、というだけのことです。仲良くできない自分に問題があるのではなく、むしろ相手に問題があることも多いものです。