都心の40代女性が20年ぶりに車を運転「ペーパードライバー講習」を受けたら世界が変わった!写真はイメージです Photo:PIXTA

車のいらない都心に住み、まったく運転をしていないけど免許だけは持っているという人は多いだろう。そんな人の中には、昨今のリモート勤務導入などでライフスタイルが変わり、ふと”運転を再開してみようか”と頭をよぎった人もいるのでないか。筆者は、東京都心で働く40代女性だが、都内に住んでいると車に乗る機会は全くと言っていいほどなく、20年以上、ペーパードライバーだった。しかし、車を運転したいと思い立ち、ペーパードライバー専門の講師を探して数回の路上講習を受講した結果、首都高速も走れるくらいには仕上がった。車なしで生活してきた東京暮らしが、「運転というスキル」を身につけると生活はどう変わるのか?いまだ、その経過にいることだけご承知おきいただきつつ、興味のある方に届けばと願う。(ライター 高野美穂)

教習コーチはどうやってみつける?

 ペーパードライバー専用の運転コーチという存在をご存じだろうか。

 筆者の場合、偶然、知人にこの仕事をしている方がいたのだが、まずは、自分のニーズを叶えるために、どんなところに依頼するのがいいのか調べた。リサーチを行ったところ、大きくわけて運転コーチには3タイプがあるようだった。

(1)個人で引き受けているところ
講師が、Webサイトなどで顔や詳細な自己紹介を出しているので、相性を見極めやすく、特徴も分かりやすい。個人的には比較的くせのあるところが多いように感じた。

(2)派遣タイプ
それなりの規模の企業体が、個人レッスンを行える講師を派遣しているタイプ。ホームページ等がきちんとしていて明瞭だが、どんな講師と出会うかは運。ある程度、受講生とのマッチングをしてくれているように感じた。昨今は、日本人以外の国籍の方からの申し込みも多く、混雑していた。

(3)教習所タイプ
路上に出るのすら怖い場合は、教習所内からスタートできるので安心。旧タイプともいえるので、(1)(2)と比べると少し値段が高いようにも感じた。

 筆者は、今回、自分のスキルと目的、費用を考慮して(2)のタイプを選択することにした。