運転に再挑戦したいと考えている人に伝えたい「5つの行動」
20年以上ペーパードライバーだった筆者が運転に再挑戦する「ペーパードライバー講習レポート」Part1~3は、予想以上にたくさんの方に読んでいただいた。東京という大都会で運転に飛び込み、その恐怖と克服法を記事を通じてお届けしたことで、これから運転が必要な方、例えば、子供が生まれて運転の必要に迫られるようになった人、また親の介護で車が必要になった人などの背中が押せていればと思う。
私の場合は、自発的に運転スキルを身につけたいと思って動いたが、「運転せざるを得なくなった」という“強制感”がある方にとっては、改めて運転スキルを習得するというのは憂鬱な問題だろう。そんな方にとっても、少しでも気が軽くなるような、参考になる情報が届いていればうれしい。
そこで今回は最終回として、「よし!運転スキルを再習得する!」と決めた読者におすすめの行動を整理する。
(1)体験レッスンを申し込む:お住まいのエリアで、自宅まで来てくれるペーパードライバー講習を提供している企業を2~3社調べ、体験レッスンの申し込みをする。教習では、ほとんどのところで講師が乗ってくる「教習車」が利用できるので、クルマの準備は不要だ。今すぐ、動き出そう。
(2)講師は妥協しない:1社目で相性が良ければ、そのままスキルを見てもらい、申し込む。来てくれた方と(どんな小さな理由でも)相性が合わなかった場合、派遣型であれば他の講師をリクエストするか、もしくは他社に当たってみる。運転再開時の気持ちが大切なので、ここは「我慢できる程度」で妥協しないで、好きな相手を探そう。
(3)「毎日いつでも運転できる環境」を作る:教習後、すぐに自分で運転できる環境を作ろう。マイカーでなくてもいいので、お住まいの範囲で、選べる手段を見つけておく。家族に車を貸してもらう(保険関係に注意)、レンタカーなどを思いつくと思うが、都心に住んでいる場合は、カーシェアも気軽だ。タイムズカー(https://share.timescar.jp/)、三井のカーシェアーズ(旧カレコhttps://www.carshares.jp/)、オリックスカーシェア(https://www.orix-carshare.com/)などが大手なので、利用しやすいところにステーションがあるかどうか調べてみるといい。また、レンタカー会社がマンスリープランを提供している場合、普通に借りるよりもかなり安価で利用できることがあるので、検討する価値はある。その他、講習直後にはまだ都心の運転は怖い可能性もあると思うので、ここはイベント化して、地方でレンタカーを借りて自分が運転する旅を企画する、などというのも良さそうだ。