ではどんな言葉を使用すればいいのでしょうか。難しく考える必要はまったくありません。

▼日常生活で使っている言葉

▼小中学校で習う言葉

 心がけたいのはこの2つです。求人内容をできるだけ、わかりやすく伝わるように意識してみてください。

 例えば、家族や友達との食事の席で、「うちの会社は業界のパイオニアでさ……」とは、あまりいいませんよね。

「10年前に、製造業ではうちの会社が最初にこのサービスを始めてね、今でも業界のリーダー的存在だよ」

 こんなふうに噛み砕いて話すのではないでしょうか。

 コツは、「もし小中学生たちが会社見学会に訪れたら、どんな言葉で説明するか」を考え、それを文字にすることです。

 小中学生たちが、意味を調べないとわからないような難しい言葉や、日常生活ではあまり使わない、改まった言葉や横文字は、「子どもでもわかるような言葉」に変換しましょう。

 また、漢字ばかりがたくさん並ぶようならば、意識して漢字をひらがなに変換し、読みやすくしましょう。

 求人原稿には「漢字は6文字以上続けない」は、ぜひ守ってください。

 多くの採用担当者の方が「応募がこないのは待遇や条件に魅力がないからだ」と思い込んでいますが、実は、こうした「読んでもらえるためのちょっとした仕掛け」をするだけで、状況は驚くほど好転します。

「小中学生向け」をぜひ、心がけてみてください。