出張には「新幹線が飛行機より断然推し」と言い切れるワケ、乗った人しかわからないその“進化ぶり”とは今の時代、あえて仕事で新幹線を使う理由はあるのだろうか。それが、断然「ある」のだ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

たとえば東京・大阪間であれば、新幹線だと約2時間20分、飛行機だと1時間5分。料金はどのように飛行機チケットを選択するかにもよるが、飛行機の方が安値で行ける場合も多い。それでは今の時代、あえて新幹線を選択する理由があるだろうか。筆者は「ある」と言いたい。乗った人しかわからないその“進化ぶり”とは。(フリーライター 鎌田和歌)

新幹線vs飛行機
人それぞれの「推し」理由

 東京・福岡間であれば、最初から飛行機を選択する人が多いだろう。新幹線だとのぞみで約5時間のところ、飛行機はその半分以下の時間で行けるからである。

 しかし東京・大阪間となると悩みどころだ。フライト時間は新幹線の約半分、そしてチケット代は、直前の予約でなければ1万円を切ることもそれなりにある。新幹線のぞみは1万4320円〜である。

 東京・大阪間で新幹線、飛行機を選ぶ人の理由はそれぞれこんな風感じだ。

<新幹線>
・出発地や目的地が空港から遠い場合が多いため
・飛行機は搭乗手続きが煩わしい
・飛行機の場合、1時間前に行かないと不安なため、その時間を考えれば結局……となる

<飛行機>
・1時間のフライトはあっという間でストレスや体への負担が少ない
・到着してからレンタカー移動なので、空港の方が便利に感じる
・新幹線内で殺傷事件があってから、荷物チェックのある飛行機の方が安全に感じている
・マイルを貯めるため