高校授業料の実質無償化で激変する東京と大阪の志望校選び。学校選びの決め手は幾つもあるが、「大学合格実績」は欠かせない要素だ。そこで、最新の入試偏差値と共に、大学通信の協力を得て「出口」である大学合格実績を大調査。入試偏差値と比べて難関大への合格者が多い学校はあるのか?特集『東京&大阪で高校授業料無償化 常識崩壊!高校入試最前線』(全8回)の#6では、東京都の国公私立高校114校のリストをお届けする。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)
高校入試は同じ偏差値でも
難関大学の合格実績は異なる
入試偏差値と比較して難関大学への合格者数が多いという、後伸びできる高校は存在するのか――。そんな高校を探すべく、大学通信の協力を得て、高校授業料の無償化に踏み切った東京都と大阪府に所在する国公私立高校の、入試偏差値と難関大学への合格実績を大調査した。
結果を俯瞰すると、「入り口」である高校入試の時点では難易度がほぼ変わらなくても「出口」である大学の合格実績に大きな差があることが分かる。
今回は、東京都内の国公私立高校114校の入試偏差値と難関大学の合格実績を一挙掲載。旧帝大をはじめとする難関国立大や早慶上理、GMARCHなどの合格者数に加え、最難関国立大グループの東京一工(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学)と国公立大医学部医学科について、それぞれの合格者数と、さらに卒業生に占めるそれらの合格者比率も算出して掲載しているので参考にしてほしい。
では、次ページでリストの詳細を見ていこう。