○コスプレや被り物をしていると、非人間的なことでも平気でしてしまう
○寂しいときにSNSを始めると、もっと孤独を感じてしまう
○普通の人でも、集団になると残虐になってしまう
○失業率が増えたり、経済が悪くなったり、社会的不安が高まると「占い」が流行る
○お互いに共通の人を嫌っていると、その人とすぐに仲良くなれる
○お金持ちやキレイな奥さんがいる人が不幸な目に遭っていると嬉しい
○夜が深まれば深まるほど女性は魅力的に見えてくる
○男性がチラ見をしてしまうのには理由がある
○男性はエッチだと思われたくて、女性はエッチだと思われたくない

 どうでしょうか?私たちにとても身近でなんだか面白そうだと思いませんか?

「都会の人が冷たい」のは
納得の理由があった

 都会の人は、一般的に「冷たい」といわれています。その反対に、田舎の人は「温かい」といわれています。これはいったいどうしてなのでしょうか。

 本当のところ、都会の人がみんな冷たいというわけではありません。冷たく振る舞ってしまう理由は、都会だと「人が多過ぎる」からなのです。決して、都会の人が冷血漢ばかり、というわけではありません。彼らだって、田舎の人と同じくらい温かな心は持っているのです。

 ではなぜ、人が多過ぎると人は不親切になってしまうのでしょうか。

 その理由は、「わざわざ自分が助けなくとも、他の人が助けるに違いない」と考えてしまうからなのです。都会であれば、自分以外にもたくさんの人がいるわけで、その中の誰かが助けるだろうから、自分が援助することもないだろうと思ってしまうのです。これを“責任の拡散現象”といいます。

 田舎では、そもそも人があまりいませんから、困っている人を見かけたら自分が助けてあげないと、その人は助からないかもしれません。素知らぬフリをして通り過ぎてその人が死んでしまったりしたら、すべての責任が自分1人にかかってきます。「見殺しにする」というのは気分が悪いことですから、田舎の人は、偶然にその場に居合わせた責任を取って助けるのです。