必要額を計算して
保険料を最適化

 民間保険は、万が一の際足りない分を補足するためのもの。何となく入ると損をすることもあります。私の夫には健康面の不安があり、民間の医療保険に入っていましたが、大学病院で検査したときは入院しなかったので保険金は出ませんでした。

 日帰り入院から保障される保険もありますが、保険内容を手厚くすればその分保険料は上がります。通院で保険金が出るものはさらに高額。それなら解約して、その分貯金したほうがいいと思いました。それに、夫に万一のことが起きた場合に必要になる金額を計算し、わが家に民間保険は必要ないことがわかりました。

 念入りに計算したのは、必要となる金額と公的保険の金額。たとえばわが家の場合、夫が今もし亡くなれば、遺族年金が月に約14万円支給されます。児童手当2万円と合わせると月16万円ほど。それに加え、団体信用生命保険に入っているので住宅ローンは支払わなくてよくなります。

 私も働いていて子どもの教育費も貯金できているので、生命保険には入らないことにしました。高額療養費制度を使えば医療費の自己負担は最大9万円程度なので、医療保険も必要ないと判断しました。その分、何かあっても対応できるように、しっかり貯金しようと考えています。