例えば、テレビ朝日の番組「激レアさんを連れてきた。」に出た時、私物の「domdom」ネックレスをしていたら「もしかしてあれってdomdomって文字?」という投稿がありました。そこで「そうです!」と投稿したらバズって、今度は多くの方から「同じネックレスが欲しい!」と言っていただき、ECサイトで販売することになりました。
他にもレトルトカレー、ぬいぐるみの「どむへい・どむみ」なども、SNSの投稿が販売につながっています。SNSは情報を拡散させるツールではありますが、むしろ情報をいただくツールであるような関わりも心がけています。
ドムドム50年の歴史を継承
顧客の声に応える柔軟な経営
――高級ブランドのようにお客様との一体感を出すという戦略ですね。
藤崎 やはり、ドムドムハンバーガーは50年の歴史がありますので、50年間ドムドムを愛して、守ってくださった方には感謝しなければいけない。その方たちがドムドムをこれからも愛してくださるようなブランドにしなければいけない。
そうすると「私たちはこういうブランドなんですよ」と言うのではなく、「皆さんの求めているものにドムドムが合わせていく」ということを重視したい。ですから、コロナ禍で「マスクが欲しい」ということであれば、ECサイトですぐにマスクを販売するわけです。