学校の英語の成績が良かった人でも、英会話は苦手、という日本人は少なくありません。キャサリンさんは実際に多くの日本人に英語を教えた経験から、使えるフレーズを増やしながら、単語の意味と発音を同時に覚えていくのが、英語が話せるようになる近道だといいます。キャサリンさんの著書『簡単なのに日本人には出てこない英語フレーズ600』(青春出版社)から、ネイティブがよく使うフレーズを、一部抜粋して紹介します。
〈許可〉を求める丁寧な表現
「 May I have ~?(~をいただけますか?)」
発音は〔メイ・アイ・ハブ〕とはせずに、〔メアィハヴ〕 とします。
許可を求めるフレーズとしておなじみの「Can I ~?」〈Can I +動詞の原形?〉 は、日本語の「~してもいい?」や「~できるかな?」にあたるカジュアルな表現です。
対して〈May I +動詞の原形?〉 は、相手に〈許可〉を求める丁寧な表現です。それに“have” をつけ足して〈May I have ~?〉とすれば、〈依頼〉のフレーズになります。これは、Please tell me ~(~を教えてください)や Please give me ~( ~をください)とほぼ同じ意味で、物や情報などがほしいときに使える便利な表現です。たとえば、レストランなどでお勘定をしたい(確認したい)場合は、次のように言います。