「生き方や感情は顔つきに現れる」と言う著述家の楠木新さん。多くの人を取材し、さまざまな「顔」に接してきた経験から、いつしか「顔の研究」がライフワークになったと言います。連載『豊かな人生を送る「いい顔」の作り方』第6回は、数々の頭蓋骨が展示された「シャレコーベ・ミュージアム」を筆者が訪れ、体験したことや感じたことをお届けします。
本物やレプリカの頭蓋骨コレクション
建物内には8000点以上が保管される
2024年11月3日に、兵庫県尼崎市にある「シャレコーベ・ミュージアム(skull museum、頭蓋骨博物館)」に行ってきました。
国道2号線に沿った白い建物の正面の壁には「世界初!頭蓋骨博物館」の文字とドクロのマーク。その横側には大きな頭蓋骨のレプリカが貼り付けられています。「SKULL MUSEUM」という入り口のアーチをくぐって、裏手にある入り口に回るとその建物がドクロの形をしていることが分かります。
展示スペースは1階から3階まで3フロアあり、各フロアの展示棚には、本物の頭蓋骨やレプリカの頭蓋骨がずらりと並ぶとともに、ドクロに関係したアクセサリー、絵、文具などのアイテムもありました。
館内には約1000点の展示がありますが、現在は全体で8000点以上のコレクションがあって建物内の収納庫などに保管されているそうです。