自分の褒め方のコツ
日々の業務は「ちょい甘」でOK!
そもそも、人に何かを期待しても、その通りにはいかないものです。その点、自分のことは、自分自身で完璧にコントロールすることができます。人に褒めてもらおうとして褒められないことに失望するよりも、頑張った自分、何かをやり切った自分のことを自分自身で高く評価してあげましょう。あなたの頑張りを、一番近くで見ていたあなた自身が褒めてあげるわけです。
以前、モチベーションは自分で管理するべきだ、という話をしました(『「部下がすぐ辞める上司」と「ギリ踏みとどまる上司」の決定的な違い』参照)。
他人から褒められたかどうかでモチベーションが上がったり下がったりするのは、「モチベーション管理を他者に依存する」ことに他なりません。そうではなく、自分が自分自身の行動を正しく評価し、適切に褒めることができれば、「モチベーション管理を自らの手の中に取り戻す」ことができます。
では、自分をどうやって褒めるか。
当然ながら、なんでもかんでも褒めればいいわけではありません。しっかりと自分の仕事ぶりを振り返り、反省すべきところは反省しましょう。
プロフェッショナルとして成長していきたいのであれば、「自分が、自分にとって、最も厳しいレビュアー」であるべきです。
とはいえ、日々の業務においては「ちょっと甘いかな」くらいでも大丈夫。「100点は取れなかったけど、80点取れたのは頑張った方だよ」「突然の依頼で、時間がない中で良くやった」「初めて取り組んだ割には、大きなミスもなく終えたのは立派だ」のように、良い部分に焦点を当てて褒めることで、自らのモチベーションを上げていくと良いでしょう。