いいね!と思ったら
その場で褒める!
そうして自分のことを評価し、適切に褒められるようになったら、ぜひトライしていただきたいのが、「周りの人のことも、積極的に褒めること」です。
あなた自身が褒められるとうれしく感じるのと同様に、周囲の人たちも、褒められるとポジティブな気持ちになります。そして、その気持ちは一過性に終わらず、継続的にモチベーション高く仕事に取り組んでくれるようになります。
また、中堅層に対しては、その人個人の行動を褒めるとともに、部下や同僚を積極的に褒めるように指導しましょう。
言うまでもなく、(自分自身に対してもそうであったように)全ての行動を全肯定して褒める必要はありません。しっかりと評価して、良いなと思ったポイントを見つけたら、必ず褒めるようにします。
私の経験上、「良いなと思ったポイントを探す」ことも忘れられがちですが、それよりも「必ず褒める」がおろそかになる傾向があるように感じています。
「ちょっとバタついているから、後で褒めよう」とか「些細なポイントだから、他のトピックとまとめて話そう」というふうにすると、まず間違いなく忘れます。
どれだけバタバタしていても、「それ、いいね。さすが。」とか、「詳しい話はあとでするけど、そのポイント最高。その調子でお願い。」といった感じで、サクッと褒めておくことをお勧めします。
また、忘れる前に、チャットツール、メッセージングアプリ、メールなどを使って「イケてる!」という気持ちだけでも伝えましょう。チャットツールやメッセージングアプリであれば、それに相当するスタンプなどを用いても良いと思います。いずれにしても「気軽に褒める」ことを意識していくわけです。
組織内に積極的に褒める文化、相互に褒め合う文化ができれば、チーム全体の雰囲気も良くなります。そしてそれは、チームの生産性に大きく貢献してくれることでしょう。