頑張っているのに、結果がついてこない」「必死に仕事をしても締め切りに間に合わない」同僚は次々と仕事を片付け、成果を出し、上司にも信頼されているのに、「なんでこんなに差がつくんだ……」と自信を失ったとき、どうすればいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが19万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている仕事のコツ」を本記事で紹介します。

職場にいる「マネジメントが下手な上司」が部下にやらない1つのことPhoto: Adobe Stock

「人を頼れない」とマネジャーにはなれない

最短で目的を達成するためには、自分1人の力では限界があります。

1人の力より、3人の力の方が同時進行でさまざまなことができる。これはどんな人でも共通の見解だと思います。

一方で、世の中には「人に頼ることが苦手」という方も多くいます。

私のもとにも「どうすればうまく人を頼ることができるか」という相談が数多く寄せられています。

ここでは、仕事ができる人の「頼り方」をお伝えしていきたいと思います。

あなたの周りにも、効率よく人に仕事を振って、うまく回している上司や同僚がいると思います。

しかし、頼るのがうまい人や、仕事を振るのがうまい人の真似をしても、なかなか同じようにはできません。もはや天性の才能なのではないかと思うほどです。

私もご多分に漏れず、誰かに何かを任せることが苦手でした。

しかしプロジェクトで後輩がつくようになると、うまく仕事を割り振り、任せていかなければ仕事が回りません。

上司にこの悩みを打ち明けると、上司は次のように教えてくれました。

「最初から人に頼ったり、仕事を振るのがうまい人はいない。大事なことは頼ることを諦めないこと」

「頼りベタのほとんどの人が、自分がやった方が速いからと考え、頼る経験を積んでいない。その結果、自分の首を絞めている」

「人を頼る人」は、短期的には「自分でやる」よりも成果が落ちるものの、時間が経てば経つほど、人に任せるのがうまくなり、出せる成果も大きくなっていきます。

将来的に、「頼れない人」との差が圧倒的に大きくなるのです。

短期的に成果を出すのか、将来的に成果を多く出すのか。

これがプレーヤーとマネジャーの違いだと、上司から伝えられました。

(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の一部を抜粋・編集したものです)