「あなたの手取り年収」
25年はこうなる!
お待たせしました。それでは、いよいよ今年の「あなたの手取り年収」を見ていこう。
表(1)は額面年収500万~800万円、表(2)は900万~1200万円の手取り年収早見表である。家族構成と額面年収から手取り年収が分かる。
手取り年収の下にあるのは、「手取り率(額面年収に対する手取り年収の割合)」だ。
所得税は累進課税のため年収が多くなるほど高い税率が適用され、手取り率が下がっていくのが見て取れる。
また、同じ額面年収でも、税務上の扶養家族の人数によって手取り率は異なる。
「扶養家族となる妻」は専業主婦か税務上の扶養の範囲内で働く妻のこと。なお、15歳以下の子どもは親に扶養されているが、11年以降、子ども手当(現在は児童手当)増額と引き換えに税務上は扶養控除の対象ではなくなっている。
額面年収は同じでも、税務上の扶養家族が多いほど非課税枠である「扶養控除」が増える。そのため税金が少なくなり、手取り年収が増える仕組みだ。