「“投資”を学ぼうとしない日本人には貧乏な老後が待っている」
――そう主張するのは、チャンネル登録者数50万人、総視聴数9600万回の人気投資系YouTuber・バフェット太郎氏。
投資に役立つ世界の経済ニュースを独自の視点からわかりやすく解説し、冷徹な市場分析と鋭い舌鋒で予想を次々に的中させる一方で、その投資スタイルは堅実で実践しやすいと投資初心者から経験者まで幅広い支持を集めている。
そんな同氏の新刊『投資の教室 人生を変えるマネーマシンのつくり方』(ダイヤモンド社)は、お金を生み続ける「マネーマシン」のつくり方と考え方、新NISAの鉄則や個別株や新興国株、金やビットコインなどの投資の基本を凝縮した一冊だ。その一部を抜粋・編集し、お届けする。
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バフェット太郎流 新NISA戦略
老後の資産形成を成功させるために、あるいはお金持ちになるためにやらなければならないことは「株式投資」です。
もし株式投資を始めなければ、お金持ちになれないどころか老後のための資産形成すらできないため、惨めで貧しい老後生活が待っています。
実際、年金制度は事実上破綻しているほか、毎月数万円の積立貯金をコツコツ続けても、40年後にせいぜい2000万~3000万円程度のお金しか用意できないため、毎年2%の物価上昇が続いた場合、実質的な貯金額は900万~1400万円に目減りしてしまうからです。
とはいえ、これまで日本では「株式投資はギャンブル」だと信じられていましたし、今もそう信じている人がたくさんいることを考えれば、株式投資をしないことで貧しい老後生活を迎える高齢者が、今後も増え続けることが予想されます。
しかし、あなたまで惨めで貧しい老後生活を歩む必要はありません。
そして、将来のための資産形成やお金持ちになるための投資法は、人的資本を最大化させるための「節約」や「副業」とは違い、とてもシンプルで簡単なものですから、誰でもすぐに始めることができます。
バフェット太郎流の資産形成術を一文にまとめれば、「新NISAで全米株式インデックスファンドに毎月一定額の積立投資をする」というものです。