「自分も、もっと数字に強ければ…」
日々の買い物や職場で「数字コンプレックス」を感じたことはないだろうか。「算数や数学は大キライ…」「できるだけ見たくない…」中には「数字はもう諦めた」という人もいるだろう。
しかし実は、「数字に強い」は生まれつきの才能ではない。数字に強い人は、無意識のうちに九九などの「頭を使わないラクな計算」を使って、面倒な計算をうまくサボっているのだ。
新刊『「数字がこわい」がなくなる本』は、数字に強い人の脳内を解明した一冊。数字に強い人が無意識にやっている「頭を使わないサボり計算テク」を知れる本書の中から、今回は「数字のとらえ方」について紹介したい。

「小数の割り算」一瞬でできますか?
皆さんはこのような計算、いつもどのように対処していますか? 計算するのも面倒ですよね。スマホ・電卓を使ってしまう人は多いと思います。
ここですぐに「スマホを使ってしまえばいいじゃん!」と思う方もいるかもしれませんが、それではいつまでもスマホに依存することになってしまいます。これでは残念ながら、「数字に弱い人」のままです。
今回は、「数字に強い人」がどう考えているのか、を考えていきましょう。
数字に強い人は「割り算をそのまま割らない」
実は割り算は、次の3種類の考え方をすることができます。
(B)回転数:10個の中に、5個分はいくつあるか? →2つ分
(C)1基準:5個に対しての10個は、1個に対しての何個分か? →2個分
それぞれ、ちょっとした考え方の違いなのですが、実はこの考え方を使ってみると、今回の計算もうまくできるようになります。
早速(A)からやってみましょう。
50%は0.5と同じなので、今回の場合、A(分ける)だと、0.5等分…、つまり、「1より小さい数で分ける」ということになります。(A)では意味がわかりづらいですね。
意味がよくわからない場合は、無理にAで解釈する必要はありません。
数字に強い人は「自分にわかりやすい考え方」を使う
ではここで、B(回転数)やC(1基準)で考えてみましょう。
(C)1基準:0.5に対しての400は、1に対してのいくつか?
このままだと何がなんだかよくわからないですね。「%」の割り算でピンと来ない時は、いったん小数にしてみましょう。50%は0.5と同じですね。
(B)(回転数)
0.5(=50%)で割ることは、「400の中に0.5が何個入っているか?」ということです。何個入りますか? 数えてみましょう。
まずは、4の中に0.5が何個入るか考えるとわかりやすいですね。8個です。よって答えはその100倍ですから、800が答えになります。
なお、4という数が0.5で割ることによって8になっています。つまり、0.5で割ることは2倍することと同じなのです。
(C)(1基準)
「0.5に対して400。これは1あたりどのくらいの量か?」という意味です。
速さ・時間・距離の関係でたとえてみれば、「0.5時間で4km進む。このとき、1時間あたりどのくらい進むか?」と解釈してみるとよいでしょう。0.5時間は30分ですから、1時間だと8km進む、ですね。これも同様に8と出たので、その100倍で800と導けます。
数字に強い人は、計算する前に「一歩立ち止まる」
このように、数字に強い人は面倒な計算は極力省きます。また、計算が面倒になりそうになったら、できるだけカンタンな計算になるように数字をほどよく調整してしまうのです。
数字に強い人はこういった柔軟な考え方をすることができる人です。逆に言えば、「数字に弱い人」は目の前にある面倒な数字に何の工夫もせずにそのまま立ち向かって撃沈してしまいがちです。
数字を扱う前に、まず一歩立ち止まることを心がけてみるとよいでしょう。
(本記事は『「数字がこわい」がなくなる本』の一部に加筆・調整・編集した原稿です)
修正前 10段落目「(C)1基準:5個に対しての20個は、1個に対しての何個分か? →2個分」
修正後 10段落目「(C)1基準:5個に対しての10個は、1個に対しての何個分か? →2個分」
21段落目:修正前「まずは、4の中に0.5が何個入るか考えるとわかりやすいですね。8個です。よって答えは8です。」21段落目:修正後「まずは、4の中に0.5が何個入るか考えるとわかりやすいですね。8個です。よって答えはその100倍ですから、800が答えになります。」
25段落目:修正前「0.5時間は30分ですから、1時間だと8km進む、ですね。」
25段落目:修正後「0.5時間は30分ですから、1時間だと8km進む、ですね。これも同様に8と出たので、その100倍で800と導けます。」
(2025年3月10日 14:05 書籍オンライン編集部)