自転車のライトがLEDでまぶしい!
「点滅」は違法、2個搭載は問題

 まぶしいのはクルマだけではありません。最近の自転車って、まぶしくないでしょうか? 自転車のライトもLEDになったので、昔のダイナモ発電機+クリプトン球のライトと比べると、驚くほど明るくなっています。電動アシスト自転車は、アシスト用バッテリーでライトを点灯するので、ますます光は強くなっています。

「最近の自転車のライト、まぶし過ぎん?」→ぜんぜん気のせいじゃなかった!Photo:PIXTA

 自転車はクルマと違って、ライトの上向き・下向きを切り替えたりしないでしょう。きちんと整備された自転車ならば、前方10m程度の位置までを照らすようになっていますが、中にはライトの光軸がずれて上向きになっている自転車もあります。都市部では街灯が整備されているので、光軸がズレていることに気付かないことも多いでしょうが、ライトを当てられる側は、まぶしくてたまりません。

 路上に立っている警察官は、隠れて一時停止の取り締まりを行うだけでなく、上向きライトの自転車を指導してほしいものです。

 また、一部の自転車はライトを「点滅」させていますが、法規では「点灯」が正しいので、点滅は違反です。点滅とは、ついたり消えたりしているわけです。ドライバーが車線変更時にミラーで確認した一瞬のタイミングで、点滅が消えていると認識できません。

 フードデリバリーなどで事故防止のために、点滅ライトと点灯ライトの両方を搭載している自転車もあるようですが、クルマでそれをやったらいい迷惑ですよね。自転車ライダーがその存在をアピールしようと思ってやっているのでしょうが、法規を自分の都合のいいように勝手に解釈するのは、やはり問題があります。

 最後に、気になる情報が入ったのでお伝えします。それはドライバーの身体側の問題です。知り合いの眼科医が教えてくれたのですが、白内障になると夜間にヘッドライトのまぶしさを強く感じるとのこと。40代、50代で以前よりもまぶしさを感じるようになったら、眼科を受診したほうがいいと言われました。目は大切です。筆者も不安なので、時間を作って受診しようと思います。