人は誰しも、誰かに認められたいという「承認欲求」を持っています。これが満たされる機会が少なければ自己肯定感を失い、逆に多い人は、心が落ち着き、認めてくれた相手や、「認められているよ」と伝えてくれた相手に好意を抱くようになります。

特に、何ら忖度の働かない第3者、あるいは初対面の相手から受ける評価は、何も他意が混じっていない純粋なほめ言葉と認識されます。
たとえば、あなたが、職場であなたのライバルである同僚へのほめ言葉を耳にした際、「そんなこと、あいつに伝えられるか」という気持ちになるかもしれません。
しかし、そこで、「B社の常務が、仕事が早いってほめていたよ」と伝えれば、ライバルである同僚は単に喜ぶだけでなく、教えてくれたあなたに対しても良い点を評価するようになります。
初対面で誰かと話をする場合は、相手が一番努力をしてきたであろう点を見抜き、「企画書の構成が上手ですね」などとほめることができれば、あなたの好感度は上がり、良い人間関係が築けます。