40歳からは、健康は減っていくこと、つながりはメンテナンスが必要であること、この2つを常に意識していくことが大事です。
では、どうやってこの2つを意識していくのか。一番簡単な方法があります。この2つをカバーしつつ、お金も増やしてくれる方法です。
それは、健康を維持し、つながりを満たし、お金をもらえる仕事を持つことです。
「お金」「つながり」「健康」の3つの要素を満たすことができ、かつやりがいを持って取り組める「仕事」のことを、この記事では「自分業」と呼びます。
●お金・つながり・健康の3つの要素を満たす仕事。
●やりがいが持てる仕事。
●自分が裁量権(コントロール権)を持てる仕事。
なぜ裁量権を持つことが大事かというと、誰かの決めたルール・時間・賃金で働いていると、3つの要素(お金・つながり・健康)を満たすことが難しいからです。特に「健康」に響いてきます。
時間や仕事の内容の調整ができれば、規則正しい生活(生活リズム、運動習慣)を維持できますが、裁量権を持てないと、なし崩し的に身体の健康が損なわれます。皆さんも仕事が忙しいと、食事が適当になったり、睡眠不足になったりした経験がありますよね?
「副業」「複業」と
「自分業」の違い
また、裁量権が持てないとストレスがどんどんたまって、心の健康を損ないます。どんな仕事でもストレスは多かれ少なかれ存在します(ゼロはない)。しかし、ストレスをためすぎず、良い塩梅にするには、自分が裁量権を持って調整するしかありません。うまく扱えば、ストレスを良い緊張に変えて、仕事のパフォーマンスを上げることもできます。
会社員で、本業が「自分業」になっている人もいます(例:会社の経営層に近い立場で、会社の成長と自己の成長が重なっている人)。もし、現状の仕事(本業)が、自分業になっていないなら、
・本業を自分業にするべく、試行錯誤する。
・副業や複業と組み合わせて、トータルで自分業にする。
という視点を持って取り組んでみます。
自分業と副業、複業の違いは、図6にまとめました。

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