
大人になったら、もう脳は成長しないと思っていないだろうか?それはもったいない。脳にはまだ発達しきっていない領域があり、そこを育てれば眠っていた力が引き出されるからだ。自分の可能性を広げるための、脳の使い方とは?※本稿は、加藤俊徳『子どもの脳は8タイプ 最新脳科学が教える才能の伸ばし方』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
脳の可能性が広がる
「自己認知の光合成」とは?
脳は思考や感情、行動の源です。人格も、思考や行動のクセも、感情の揺れ動きも、すべては脳が生み出しています。
したがって、自分自身をもっともよく理解する手段は「自分の脳を理解すること」と言っていいでしょう。
自分の脳を理解することは、最大限の自己認知を獲得する手段。それだけではなく、自己認知は自己肯定感とかなり相関し、右肩上がりの比例関係にあると考えられます。
脳を植物にたとえてみましょう。
植物は太陽の光を浴びて光合成をすることで成長します。日の当たらない暗がりでは、植物は大きくなれません。
自己認知は、いわば、脳という植物にとっての日光です。自分の脳を理解し、自己認知の光を当てることで、今までは光合成できずに大きくなれなかった部分が成長し、脳の可能性が広がります。
