「早寝・早起き・朝ごはんカミカミ・
朝日を浴びてリズム運動」のススメ

 おはようございます。朝の太陽の光で目が覚めたら、セロトニン神経も起きています。それではまず朝食です。

 朝食は、しっかりかんでひと口30回、5分以上、できるだけ20分間はかけて食べるようにしましょう。

 かむことがリズム運動だということは覚えていただけたかと思うのですが、現代人の朝は残念ながら、時短の話ばかりです。

 朝食がスムージーとかパンとバナナだけといった食事だと、5分程度で終わってしまうのではないでしょうか。そうすると、全然セロトニン神経が刺激されません。

 昔は、人類は嫌でもかまないと食べられないものを食べていました。縄文時代を考えてみてください。採取した木の実や狩ってきた動物の肉を食べていたのです。

 昔の時代の食事を再現した「復元食」でわかったことは、人のかむ回数や食事の時間がどんどん少なくなっているということです。卑弥呼の時代は、食事時間が50分で4000回かんでいましたが、戦前は20分で1400回、現代は10分で600回です。

 特に、戦前と現代を比べると、そのあまりの減少ぶりに驚くほどですが、ついに半分になってしまいました。もはや、セロトニン神経を十分に元気にするのに必要な20分という時間を切ってしまっています。ということは、朝食を20分しっかり食べるというのは、かなり難しいことなのです。

 しっかりかむ食事を食べたあと、セロトニン神経の働きが高まった状態で、太陽の光を受けて登園します。

 登園のときも、歩くとさらによいでしょう。登園後に外遊びの時間があると、太陽光もリズム運動もあるので、理想的です。

 午前はこのような感じで、セロトニン神経の活動を落とさないで過ごせます。

 昼食も20分かけてしっかり食べて、その後、2時間は効果が続きます。

 午後は活動しだいですが、帰りも歩いて帰ればまた活性化されます。降園後に体操や水泳をしていればいいですね。