「K-POPの歌詞の意味がわかるようになりたい」「韓国ドラマのセリフが少しでも聞き取れるようになりたい」。そんな人におすすめなのが『ゼロからわかる! 楽しく続けられる! 韓国語1年生』(ハングルノート加藤著)だ。「こんな本がほしかった!」「とにかくわかりやすくて楽しい」「本当にゼロからわかる、初心者におすすめの1冊」と話題になっている。著者は月間最高180万PVの韓国語ブログ「ハングルノート」の管理人で、韓国旅行情報のYouTuberとして活躍するハングルノート加藤氏。本書の発売を記念して、「韓国語のフレーズは何もわからないけど、ひとことでも韓国語を話したい!」という方のために、すぐに覚えられる身近な単語、フレーズを著者に聞いてみた。

韓国語で「どうしよう」って何て言う?【韓国ドラマでよく聞くフレーズ3選】Photo: Adobe Stock

「困った!」ときの「どうしよう」、韓国語でどう伝える?

韓国ドラマや映画を観ていると、登場人物が焦って「どうしよう……」とつぶやくシーン、よく見かけますよね。

その「どうしよう」、韓国語では実はいくつかの言い方があり、シーンや気持ちの強さによって使い分けられています。

今回は、そんな「どうしよう」を意味する韓国語フレーズを3つご紹介します。

①オットケ(어떡해.)――感情があふれる「どうしよう」

韓国語で「どうしよう」って何て言う?【韓国ドラマでよく聞くフレーズ3選】

まず定番の「オットケ(어떡해.)」。ドラマで困ったときや、思わず声に出してしまうような場面でよく登場します。

韓国ドラマなどをよく見ている方は聞いたことあるかもしれませんね。

困ったことが起きたときに「オットケ~」と言ったり、「可愛いすぎてどうしよう」という韓国語「ノム クィヨウォソ オットケ~(너무 귀여워서 어떡해.)」というような感じでよく使われます。

※「ノム」は「とても」、「クィヨウォ」は「可愛い」の意味。

「ヨ(요)」を語尾に加えて、「オットケヨ(어떡해요.)」とすると、丁寧な「どうしましょう」という意味になります。

さらに、語尾を上げて「オットケヨ?(어떡해요?)」と疑問形にすると、「どうしましょうか?」と相手に助けを求めるニュアンスになります。

②オットカジ(어떡하지.)――独り言っぽい「どうしよう」

韓国語で「どうしよう」って何て言う?【韓国ドラマでよく聞くフレーズ3選】

独り言で「どうしよう……」と言いたときは「オットカジ(어떡하지.)」をよく使います。

「オットケ」も独り言でも使いますが、「オットカジ」は独り言のニュアンスが強くなり「どうすればいいんだ」というような自問自答する意味でよく使われます。

また、丁寧に言いたいときは、「オットカジ」の語尾に「ヨ(요)」を加えて、「オットカジョ(어떡하죠.)」とすると(※)、「どうしましょう」という意味になります。

※「オットカジ(어떡하지.)」の語尾の「지(ジ)」に「ヨ(요)」を加えると、「ジヨ(지요)」の部分は短縮されて「ジョ(죠)」となります。

語尾を上げて「オットカジョ?(어떡하죠?)」にすると、「どうしましょうか?」と疑問系でも使うことができます。

韓国語で「どうしよう」って何て言う?【韓国ドラマでよく聞くフレーズ3選】Photo: Adobe Stock

③オッチョナ(어쩌나.)――少し冷静な「どうしよう」

韓国語で「どうしよう」って何て言う?【韓国ドラマでよく聞くフレーズ3選】

最後は「オッチョナ(어쩌나.)」

これは「オットケ」に比べて、少し落ち着いたトーンで「どうしよう」と言いたいときに使われます。

感情が爆発するような状況ではなく、「さて、どうしようか」と考えているような場面にぴったりです。

韓国語で「どうしよう」って何て言う?【韓国ドラマでよく聞くフレーズ3選】Photo: Adobe Stock

ちなみに、「オッチョナ」は韓国の人気男性アイドルグループSEVENTEENの曲名「어쩌나(Oh My!)」でも使われているので、K-POPファンなら耳にしたことがあるかもしれませんね。

「どうしよう」の3つのフレーズ、いかがでしたか?

感情や状況によってバリエーションがあるのが韓国語のおもしろさ。

ドラマで俳優がどんなトーンで使っているかを意識してみたり、自分が困ったり焦ったりしたときに自然に口に出したりできるように、ぜひ使い分けてみてください!

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