写真:つのだよしお/アフロ
NTTドコモに続いてKDDIが携帯電話料金の値上げに踏み出した通信業界。2026年はソフトバンクが本格的に追随する公算が高い。さらに「値上げしない宣言」をした楽天グループはどうなるのか。特集『総予測2026』の本稿で、通信業界の携帯料金競争の行方を見通す。(ダイヤモンド編集部 村井令二)
ドコモとKDDIの値上げに「明暗」
様子見していたソフトバンクは本格追随か
2026年は、通信大手3社が携帯電話料金の値上げを加速する公算が高まっている。20年の「官製値下げ」から5年が経過した25年、通信大手3社は相次ぎ値上げに踏み出した。
最初に動いたのはNTTドコモだった。25年6月からスポーツ動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」を見放題にする新料金プラン「ドコモMAX」を発売して、従来の大容量プランより1000円超の値上げを行った。
続いてKDDIは、より大胆な値上げに踏み込んだ。25年6月から、衛星とスマートフォンとの直接通信、高速通信規格「5G」の優先割り当て、海外でのデータ使い放題という三つのサービスを入れた新料金プランを導入しただけでなく、8月には既存ユーザーの値上げにまで踏み切った。
様子見をしていたソフトバンクは25年9月、格安ブランド「ワイモバイル」に限定して新料金プランによる値上げを実施した。
値上げから最初の決算となった25年7~9月期の業績で表面化したのは、ドコモとKDDIの明暗だった。これを受けて26年は、ソフトバンクが大容量プランを含めた本格的な値上げに踏み出す公算が高まっている。
物価高騰を受けて通信業界も携帯料金の値上げを本格化している。ソフトバンクが本格追随すれば、通信大手3社が値上げ出そろう。では、「値上げしない宣言」をした楽天モバイルはどうなるのか。次ページで26年における通信業界の料金競争の行方を追う。







