最後にグーグルが掲げている「10の事実」を載せておきます。これら10の項目は、グーグルのビジョンを支える行動方針ですが、デジタル時代に何かを生み出そうとするすべての人の参考になるのではないでしょうか。
(1)ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
(2)1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
(3)遅いより速いほうがいい。
(4)ウェブでも民主主義は機能する。
(5)情報を探したくなるのはPCの前にいるときだけではない。
(6)悪事を働かなくてもお金は稼げる。
(7)世の中にはまだまだ情報があふれている。
(8)情報のニーズはすべての国境を越える。
(9)スーツがなくても真剣に仕事はできる。
(10)「すばらしい」では足りない。
※第5回は8/6掲載予定です。
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一橋大学卒業後、博報堂にコピーライターとして入社。Apple、Pepsi、adidas、Nissanなどのブランド戦略を手がける米国のクリエイティブエージェンシーTBWA\CHIAT\DAYを経て、TBWA\HAKUHODO所属。クリエイター・オブ・ザ・イヤー・メダリスト、カンヌライオンズ、CLIO賞、ACC賞グランプリ、東京コピーライターズクラブ(TCC)新人賞、ロンドン国際広告賞など国内外で受賞多数。通常の広告制作業務だけにとどまらず、経営層と向き合って数々の企業のビジョン開発に携わるほか、経営者のスピーチライティング、企業マニフェスト、ベンチャー企業支援、新規事 業や新商品のコンセプト立案などを手がけてきた。「経営を動かす言葉」「未来をつくる言葉」といったテーマで学生への講義や社会人への講演も行っている。 経営と言葉という、今まで無視されがちだった領域に光を当てる、クリエイターとしては異色の存在。