『もし海外出張まで、あと1カ月しかなかったら!?ビジネス英語4週間集中プログラム』の著者、大島さくら子さんが教える、ビジネス英語のミニレッスン。今日も役立つフレーズを紹介します。

“I’m busy.”では
相手がムッとするかも

 電話の取りつぎ先の人が、別件などで対応できない際に、

 She is busy.
 He is busy.

 などとbusy「忙しい」を用いると、相手の気分を害するかもしれません。
 「あなたの用件よりも大事な仕事で忙しい」のようにとられる可能性があるからです。

 私の講座でも、受講生が欠席した翌週には必ずその理由を尋ねるのですが、最初の頃、あるいは初めて講座に参加する人の中には、”I was busy.”と答えるパターンが多くみられます。

 そのたびに”Oh, really? I was busy, too.”「そうですか、私も忙しかったですよ」と言って、busyは使わない方がいいというメッセージを伝えます。

 それでは、どのような単語を使うべきなのでしょうか。
busyよりも不可抗力で身動きが取れないニュアンスがあるoccupied 「忙しい、かかりきりで」がいいでしょう。tied up 「かかりきりで身動きが取れない」も同様に使えます。ですので、

I’m tied up.
He is tied up.

 とすればOKです。

特に電話や会議などに「出ることができない」と伝える場合は、available「出られる、対応できる」もよく使います。つまり、

She is not available.

 になります。