社会に与えたい影響とは何か?
実際に内定を勝ち取った、学生たちの具体例
社会にどんな影響を与えたいのか。
Givingを胸に就活を進めた学生を紹介しよう。
例えば、T君。
転勤が多い幼少期を過ごした彼は、引っ越す度に、住む町によって所得層や、育つ子どもの情緒や道徳心に大きな違いがあることに衝撃を受ける。
「ある町では、みんなお金持ちでゲームも最新の物を持っている。旅行もいつも海外旅行だった。一方で、ある町では給食費すら払えない家庭がたくさんあった」等々。
この格差や、そこで起きる問題意識を胸に大学生になった。最終的に彼は、「住む人の心を育むような町づくりがしたい」というGivingを就活の軸にディベロッパー業界に進むことになる。
D君は、田舎の商店街で育ち、友人の父親はみんな中小企業の経営者。その経営者のおやじたちに可愛がられて育ったのがD君だった。
その後、都内の大学に入って、おやじ達のことはすっかり忘れていたが、OB訪問で金融業界の方にお会いした時にあることを思い出す。
かつて、友人の父親から「君のお父さんが銀行マンとしてお金を貸してくれたから、会社をつぶさずにすんだ。お父さんは本当に素晴らしい仕事をしているのだよ」と言われたことを。
そして、今度は育ててもらった中小企業の経営者に恩返しをすべく「日本の中小企業を元気にしたい」と金融業界に進むことになる。
二人とも、自分の生きてきた過去を振り返り、何が大切だったのか価値観を明確にしてから志望進路を決めた。
なので、ウソや飾りなく堂々と志望動機を語ることができ、第一志望に入社することができた。
採用側は何百、何千、何万人もの学生を見てきている。彼らがウソをついているのかどうかは、簡単に見抜いてしまうものだ。
自信がない人は
内定に近い人
就職活動が苦しいとか、自己分析が難しいとかは誤解だ。
本当は、やればやるほど発見があり楽しい。
企業にすり寄った志望動機や自己PRでなく、心から望む未来が見えてくる。そこまでが整理されると、自信を持って就職活動ができるようになり、面接でも的確に自分の思いを伝えられるようになる。ここまでくると一気に内定が出はじめる。
これが、選考に通る人と通らない人の違いだ。
自分に自信がない人ほど、自分と向き合う力がある人が多い。
不安が強い人ほど、内定に近い人だ。
ぜひ、今日お伝えしたことに取り組んでみて欲しい。
より詳しく自己分析をしたい人は『絶対内定』に掲載されている94枚のワークシートにぜひとも挑戦してみてください。
(次回は「普通の学生が内定を勝ち取れる本当の理由」についてです)